毎日食べている、主食のパンやごはん、麺類、おやつ、果物。
みんな糖質です。
身体に入ると炭水化物・糖質はブドウ糖に変換されて、身体を動かすエネルギーになります。
でも、そのエネルギーが消費しきれずに余ったしまったら、どうなるのでしょう。
脂肪として蓄積られ、血中にもたまると動脈硬化を引き起こし、糖尿病や様々な生活習慣病を引き起こしてしまうのです。
現代に生きる私たちは必要以上に糖質を摂取しています。
その摂取量を減らすことを糖質制限と言います。
また、糖質制限といってもそのやり方はいくつかあり、名称も異なっています。
低糖質ダイエット、糖質制限ダイエット、ローカーボダイエット、炭水化物抜きダイエット・・・。
様々な名前がついていますが、原理はみんな一緒です。
主食となる炭水化物と糖質を制限することで糖新生を起こし、脂肪をエネルギーに変える回路を働かせて痩せましょう、ということです。
ダイエットとして糖質制限をするのは、2か月から3か月にしましょう。
急激な糖質制限を長期間続けることは身体への負担であり、お勧めできません。
また、ご自身で行う場合も知識なく行うとうまくいかないだけでなく、リバウンドで
さらに脂肪が増えてしまうことになります。気をつけましょう。
まず、主食になる炭水化物(米・パン・小麦・麺類・そば、うどん)は取りません。
根菜類、イモ類も取りません。
もちろん、お砂糖、果物の果糖も取らないでください。
その他のお野菜や大豆製品、調味料にも糖質・炭水化物は含まれています。
製品になっているものは糖質、炭水化物の値が載っているので確認しましょう。
最初の2週間は糖新生を起こし、ケトン体が出るようになるための大事な期間です。
ちょっと大変でも糖質摂取量を毎食10グラム程度に抑えてほしいと思います。
その後も1日30~40グラムくらいの糖質摂取を保ちながら、運動を加え、筋肉をつけていきます。
ダイエットの方はプロテインを摂取することをお勧めします。
ケトン体が出てきてやせ始めると、脂肪だけでなく筋肉も分解して糖の代わりのエネルギーとしていくのです。なので、筋トレ、プロテイン摂取が重要になってきます。
ケトン体は一度回路が開くと糖質制限を解除しても、やせるようになるそうです。
また、病気の予防・病気の悪化防止のための糖質制限というものもあります。
糖尿病の方に実践されている糖質制限、がんの方、がん再発防止のためのケトン食というものがあります。
こちらの場合は、短期間で終わらせるものではありません。
体重を落とさず、カロリーをしっかりと取り、脂肪分、脂分を摂取していかなくてはいけません。
そして、長く続けていかなくてはならないのです。
私(あそ)が、目指しているのはこちらの糖質制限です。
ケトン体をしっかり出すことで、病気への抵抗力もアップします。
ケトン体をたくさん出すために中鎖脂肪酸を多めに摂取する必要があります。
ココナッツオイルを40~60グラムは摂取するように心がけています。
ダイエットの場合と一緒で、最初の2週間は糖新生を起こす大事な期間なので、
糖質は厳格に排除しました。
この後は約1年間かけて体質改善していきます。
緩めのケトン食なので、一日の糖質摂取量は40~60グラムは摂っても良く、脂肪摂取を中鎖脂肪酸の物にすることでも効果は十分にあるそうです。
厳密な中鎖脂肪酸ケトン食は、糖質摂取を1日40グラム以下。1回の食事の糖質が20グラムを超えないようにします。糖質を取る場合は玄米や全粒粉小麦を少量食べます。お砂糖はやめましょう。
タンパク質は体重1キロ当たり1~2グラムの摂取です。
体重60キロの方なら60~120グラム。
腸内環境を考えると牛などの赤みは避け、大豆製品や魚、卵や鶏肉が良いと思います。
肉や魚は生で100グラムの物に10~20グラムのタンパク質が含まれています。
野菜や果物にも糖質は含まれています。
大豆製品や調味料にも糖質は入っています。
それらも計算して、糖質を少なく見積もらないように気をつけましょう。